2012年5月6日日曜日

王妃マリー・アントワネット  遠藤周作

こんばんは!

前回にひきつづきこんな時間に投稿するという…(笑)


今回はこの本!!



王妃マリー・アントワネット     作・遠藤周作


この本は小学生(具体的には覚えていないのですが)の時に読みました。


ご存じの方も多いと思いますが、私は大のマリー・アントワネット好きです。
その理由は…置いておくとして


この本の一番の魅力は、比較だと思います。

この本の主人公はマリーであって、マルグリットであり、時代背景です。
一章ごとにヒロインを交代します。

マリーは皆さんご存知の通りフランス最後の王妃、14歳にして祖国オーストリアからフランスに嫁いだ実在の人物。

マルグリットとはフランスの少女でマリーと同年代の架空の人物。
この少女は当時のフランス市民の中でも地位が低く貧しい生活をしていたという設定です。

二人の共通点を箇条書きにしてみますと、

・同年代
・イニシャルがMA
・美しい容姿

大きくこのようになります。似ていますね!


ちなみにジャンヌの首飾り事件で王妃の替え玉として活躍(?)した女性はニコル・ド・オリヴァというのですが、作中ではその役をマルグリットが務めています。


贅沢な暮らしをするマリーのことを恨んでいたマルグリットが、処刑されたマリーに流した涙の正体は?

この二人を中心に二つの目線からフランス革命をみてみると、少女漫画を読んでいるみたいにせつなくなりますよ!!




この本は少しだけ古い文字使いで、手をのばしにくいかもしれませんが(中学生は、ですが。)、フランス革命という歴史的事実を知っていれば簡単に読めると思います。

マリー・アントワネットに興味がないひとにもオススメです♪



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