2012年6月4日月曜日

そして誰もいなくなった  アガサ・クリスティー

試験をはさんでお久しぶりになってしましました

今回はあまりにも有名な本をご紹介します。

                              




そして誰もいなくなった   作・アガサ・クリスティー



彼女の作品を読むならまずこれ!というような作品です。

読んでいない人は今すぐ読んでください!!


ページをめくらずにはいられなくなるワクワクと、誰かに殺されるのではないかという恐怖

読み終えるまではこの物語からは抜け出せない…




兵隊島に集められた10人はそれぞれ後ろめたい過去を持っていた。
誰にも知られたくない。


夕食の席で全員の犯罪歴が流され、緊張が走る。


お互いを疑い合う。誰も信じることはできないのだ。

信じるのは自分だけ。いや、自分だって信じられない、ああ私はそんなつもりではなかった…


小さな兵隊さんが10人、ご飯を食べに行ったら
1人がのどを詰まらせて、残りは9人

小さな兵隊さんが9人、夜更かししたら
1人が寝坊して残りは8人

小さな兵隊さんが8人………

       ・
       ・
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そして、誰もいなくなった



古い童謡に沿って殺されていく招待客

黒幕いったいだれなのか!?


考えるだけ深みにはまってしまう。

そして最後に明かされる謎!!!!!!!!!!



何回読み直しても驚かずにはいられないでしょう!

このお話を参考に作られた物語は数多くあると思います。

どれも面白いですが、やはりこの興奮には勝らないはずです。


2012年5月6日日曜日

王妃マリー・アントワネット  遠藤周作

こんばんは!

前回にひきつづきこんな時間に投稿するという…(笑)


今回はこの本!!



王妃マリー・アントワネット     作・遠藤周作


この本は小学生(具体的には覚えていないのですが)の時に読みました。


ご存じの方も多いと思いますが、私は大のマリー・アントワネット好きです。
その理由は…置いておくとして


この本の一番の魅力は、比較だと思います。

この本の主人公はマリーであって、マルグリットであり、時代背景です。
一章ごとにヒロインを交代します。

マリーは皆さんご存知の通りフランス最後の王妃、14歳にして祖国オーストリアからフランスに嫁いだ実在の人物。

マルグリットとはフランスの少女でマリーと同年代の架空の人物。
この少女は当時のフランス市民の中でも地位が低く貧しい生活をしていたという設定です。

二人の共通点を箇条書きにしてみますと、

・同年代
・イニシャルがMA
・美しい容姿

大きくこのようになります。似ていますね!


ちなみにジャンヌの首飾り事件で王妃の替え玉として活躍(?)した女性はニコル・ド・オリヴァというのですが、作中ではその役をマルグリットが務めています。


贅沢な暮らしをするマリーのことを恨んでいたマルグリットが、処刑されたマリーに流した涙の正体は?

この二人を中心に二つの目線からフランス革命をみてみると、少女漫画を読んでいるみたいにせつなくなりますよ!!




この本は少しだけ古い文字使いで、手をのばしにくいかもしれませんが(中学生は、ですが。)、フランス革命という歴史的事実を知っていれば簡単に読めると思います。

マリー・アントワネットに興味がないひとにもオススメです♪



2012年5月4日金曜日

モモちゃんとアカネちゃんの本  はじめまして



はじめまして!みゅあです。
これからできるだけ更新していきたいと思っています。


今回は初投稿ということで、私が本の虜になったきっかけともいえる本を紹介します。

モモちゃんとアカネちゃんシリーズ  作・松谷みよ子


ちいさいモモちゃん~アカネちゃんのなみだの海  の計6巻からなる物語です。

モモちゃんとアカネちゃんが、たくさんの人間ではない仲間(黒猫のプー、タッタちゃんとタアタちゃん、くまさんetc)達に支えられながら成長していきます。

1巻では赤ちゃんだったモモちゃんも中学生、妹のアカネちゃんは小学生になります。


一見するとほんわかした児童書なのですが、よく読んでいくとこの本の深さを知ることになるでしょう。

その大きな一つに両親の離婚があります。

ママが死神にとりつかれて森のおばあさんのところへ相談しに行くとママとパパは同じ鉢では生きていけない木だと言われるのです。

ママとパパはいっぱいお話をして、パパを残し引っ越しすることになります。

そして死神も離れていきます。

年中さんだった私にはこれが離婚という意味だとはわからなかったし怖かった、でもだからこそ、ただ面白いだけのおはなしよりも興味を持つことができたのだと思います。


小学初級向けの本ではありますが、それ以上の人が読んでも十分考えさせてくれる本だと思います。

読んだことが無い人も、一回読んだことがある人も、ぜひ今読んでみてください♪


今回はきっかけを紹介ということで内容には深く触れませんでした。
次回からはもっと具体的に内容を載せていきたいと思います。